豊島区南長崎にある内科 きたほり内科クリニック

TEL.03-3565-7710

〒171-0052 東京都豊島区南長崎4丁目5番20号

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診療案内

内科

風邪(鼻づまり、鼻やのどの粘膜の乾燥、くしゃみ、鼻水、のどが痛む、せきが出る。などの症状)

風邪は、鼻からのどまでの上気道を中心とする部分に、ウイルスや細菌が感染して急激に起こる炎症です。
実際に風邪をひくと、気管や気管支などの下気道にも炎症が広がっていく場合も少なくありません。
疲労やストレス、睡眠不足、栄養バランスの偏り、寒さ、乾燥などの要因が重なると発症しやすくなることが知られています。
ウイルス感染に抗生物質は効きませんが、細菌が2次感染するような場合は、抗生物質の治療も有効です。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスが病原で起こる疾患です。A型、B型、C型の3種類がありますが、一般的に大流行したりするのはA型とB型です。潜伏期は1~3日くらいで、患者さまが咳をしたりするとウイルスが空中を浮遊し、それを人が吸い込むことで感染します。治療は症状出現後2日以内に開始します。
インフルエンザワクチンの予防接種である程度は防げますが、その年によって流行する菌の型が違うため防げない場合もございます。
基礎疾患があるなど体の弱い人は、流行している時に人混みに出るのを控えるか、外出の際はマスクをしっかりし手洗いうがいを励行した方がよいでしょう。
学校保健安全法では、解熱してから2日間(37℃未満になってから48時間)以上経過すれば、登校可能ですが、さらに厳重に感染防止を行うため、発症してから5日間は、登校禁止になります(たとえ1日で解熱したとしても)。

不眠

生活のリズムが乱れたり、強いストレスが掛かったりすると夜眠れなくなることはよくあることです。さらに年齢を重ねてくると、睡眠時間が減少し、夜でも目が覚め眠れなくなってしまう事があります。眠れないと、さらにストレスを感じたりしますので、薬剤(睡眠剤など)を使用することは決して悪いことではありません。不眠の状態によっては投薬内容も変わってきます。不眠も病気のひとつですので、ひとりで悩まず、ご相談ください。

循環器内科

高血圧症

高血圧症は、原因となる病気が特定できない本態性高血圧症と、腎臓病、内分泌異常、血管異常など、原因となる病気が明らかな二次性高血圧症に分けられ、本態性高血圧症が大部分(90%以上)を占めます。ここでは、本態性高血圧について説明します。
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管壁に対して示す圧力のことです。血液は心臓が収縮した時に送り出され、拡張時に心臓に戻ります。心臓が収縮した時の血圧を収縮期血圧(または最高血圧)、心臓が拡張した時の血圧を拡張期血圧(または最低血圧)といいます。
長期の高血圧によって、動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。また動脈硬化が進行すると、眼底出血による視力障害、脳血栓による手足のしびれ、冠動脈硬化による胸痛、不整脈などが起こります。

不整脈

不整脈とは、心臓の収縮のリズムが乱れ早くなったり遅くなったりする状態です。期外収縮が多く、体調などの状態などで起こる心配のないものが少なくありませんが、心臓病から起こる場合もあるので注意が必要です。正常な脈拍は毎分60~90位です。
不整脈には、いくつかパターンがあります。大別すると脈が増える頻脈型と脈が少なくなる徐脈です。健康者でも、ストレス、寝不足やタバコの吸いすぎなどで起こることがあります。時には24時間心電図を装着するホルター心電図が有効で、当院でも行っております。

狭心症・心筋梗塞

心臓に酸素を送る冠動脈が動脈硬化などによって狭窄を起こし、心臓の筋肉の収縮に必要な血液(酸素)を送りきれないため、酸素不足をきたして胸痛などの症状を起こす病気が狭心症です。胸痛は痛いというよりは、締め付けられるような我慢できない痛み(苦しさ)であることが多いです。
さらに、狭窄が強くなり冠動脈が閉塞に陥ったりすると、心筋へ酸素が十分に送れなくなり心筋が壊死するのが心筋梗塞です。
50~60歳代に多いですが、40歳代にも見られます。男性に多い疾患ですが、女性の喫煙も増加しており増えてきています。肥満、喫煙、男性、高齢、ストレスなどは危険因子だと言われていますので、ご心配のある方は一度ご相談ください。

心臓手術後

人工弁置換術の術後はワーファリンを内服するため、血液検査を定期的に行い、ワーファリンの効き目を判定する必要があります。当院でも行えますので、わざわざ遠くの病院まで行くのが大変という方は、ご相談ください。
また、冠動脈バイパス術後などの心臓機能評価を超音波検査にて行うこともできます。
小児期に心臓手術をされて、病状は安定しており、定期的な大学病院(専門病院)の通院が頻繁でない方などの場合、心臓超音波検査、血液検査は当院でも可能ですので、かかりつけの病院とご相談の上、一度お問い合わせください。

呼吸器内科

気管支喘息

気管支喘息は、気道の慢性炎症に基づく気道過敏性の亢進と、発作性で可逆性の咳、喘鳴、呼吸困難を特徴とする疾患です。
急に息ができなくなり、気道が収縮して気管や気管支が詰まり、呼吸の度にのどがゼーゼー、ヒューヒューと鳴るようになります。こうした喘息発作は自然にあるいは薬の吸入などで治まり、症状がない時はふつうに生活できます。
原因は解明されておりませんが、体質的に喘息の起きやすい人がいて、そこになんらかの条件が加わると発症するとされています。

その条件とは、ウイルスや細菌の感染、自律神経の失調やストレスなどで、これらが引き金となって発作を起こすといわれています。発作の原因としては主なものはアレルゲンで、アレルゲンには多くの種類があります。
その他の原因として、季節の変わり目、気温の変化などによって喘息発作が誘発されます。食べ過ぎや過労、激しい運動、女性では月経や妊娠なども喘息の誘因となります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDとは、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝霧することで生じた肺の炎症性疾患です。
病気の原因は明確にはなっていませんが、ほとんどの患者さまが喫煙者であるため、喫煙習慣に因果関係があるといえます。
初期症状は気流閉塞からくる運動時の息切れですが、症状が進むと安静時に呼吸困難を起こすようになります。また、一度発症してしまうと、病気の進行を止めることはできません。
ですので、発症させないことが大切であり、そのためには禁煙が有効な手段となります。

肺炎

肺炎とは、病原微生物や細菌が肺に感染し、炎症を起こす病気です。発熱、倦怠感、咳、痰、場合によっては胸痛などの症状が出現します。特に病気をもっていない健康な人が、普段の生活や町の中で発症する(市中肺炎と呼ばれる)こともあれば、病院内で何らかの病気をもった人に発症する場合(院内肺炎)もあります。重症になれば入院して点滴治療が必要になる場合もあります。

  1. 細菌性肺炎
  2. ウイルス性肺炎
  3. マイコプラズマ肺炎

などに分類されます。それぞれに肺炎を引き起こす病原体が異なります。

細菌性肺炎の原因として多いのは、肺炎球菌です。そのほかインフルエンザ菌、ブドウ球菌、肺炎球菌、緑膿菌、溶血性連鎖球菌などが原因となることもあります。
ウイルス性肺炎は、細菌よりも小さい病原体であるウイルスに感染して起こります。麻疹ウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどのウイルスが急速に増殖することによって起こる場合もあります。冬にはインフルエンザに感染したりして発症する場合も多く、予防接種は受けておいた方がよいとされています。
マイコプラズマ肺炎は、市中肺炎としては肺炎球菌によるものより多くマイコプラズマという病原微生物に感染して起こり、咳が長引くこともあります。
病原菌の種類によって有効な抗生物質を選びます。肺気腫やCOPDなど、肺に基礎疾患をお持ちの方や、高齢者、小児は重症化しやすく注意が必要です。
高齢者では、嚥下(飲み込み)機能が衰えてくると、誤嚥(むせ)し、誤嚥性肺炎を起こすこともしばしばあります。

マイコプラズマ

細菌より小さく、ウイルスより大きいという、どちらにも属さない性質をもつ「Mycoplasma pneumoniae」という病原体で、ペニシリン系やセフェム系といった一般的な抗生剤が効かない特徴を持ちます。

<症状>

気道に感染し、咽頭炎、気管支炎、肺炎などを引き起こします。発熱、のどの痛み、強い咳などの症状があります。

<診断>

強い咳と発熱がある場合はマイコプラズマ肺炎を起こしていることもあり、胸部レントゲンを確認する必要があります。また、血液中のマイコプラズマ抗体価が上昇するので、血液検査が有用です。

<治療>

通常マクロライド系抗生剤が有効ですが、耐性化により効かない場合もあります。その場合には、ニューキノロン系やテトラサイクリン系の抗生剤を使用します。

肺結核

最近では、感染者は少なくなってはいますが、まだまだ無くなった病気ではありません。長引く咳、血痰や微熱が続く場合は検査が必要です。

過換気症候群

過換気症候群とは、精神的な不安、緊張、恐怖、ストレスなどを感じたときに、それが引き金となって起こる呼吸困難です。

速く、あえぐような呼吸になって、息を吸いすぎてしまいます。すると血液中の酸素濃度と二酸化炭素濃度のバランスが崩れ、呼吸困難に陥ります。全身のしびれやけいれんを伴う場合もあります。

消化器内科

胃炎

急性胃炎は、消化器の病気の中で多いもののひとつです。胃壁の粘膜に急性の炎症やただれが起こり、腹痛などが起こります。
慢性胃炎は、胃の粘膜に慢性の炎症が認められる場合をいい、一般的には慢性の胃の症状があっても、腫瘍やがんなど特別な病気のない胃の炎症を指します。この病気には固有の症状がないのが特徴で、ほとんどすべての人にあるといわれるほど多い病気です。原因は急性・慢性によってさまざまですが、年齢を重ねるにつれて見られる一種の加齢現象ともいわれています。また不規則な食事や不摂生をしている人にもよく見られます。

食道炎

食道炎とは、食道の炎症です。
特に多いのが逆流性食道炎で、胃酸などが食道に逆流して食道の粘膜を障害し、炎症が起きたり潰瘍ができます。
胃酸の食道への逆流を防いでいる筋肉の力が低下すると、胃内容物が逆流すると考えられています。

過敏性腸症候群

日本人の約1~2割にみられるといわれるポピュラーな病気です。
医学的には、こうした症状が「1年のうち12週間以上つづく場合」と決まっていますが、通勤や外出に差し障るようになれば、過敏性腸症候群の可能性が高いでしょう。
通勤途中、電車を降りてトイレに駆け込むことがよくあるとか、お腹の調子が心配で、外出する気になれないという人は、この病気を疑ってください。過敏性腸症候群は、「検査をしても異常がない」ことが特徴ですが、主な原因はストレスです。ストレスによって自律神経が乱れ、腹痛や下痢、便秘の症状を引き起こすのですが、一度症状がでるようになると、「またお腹が痛くなったらどうしよう?」という不安がストレスとなり、新たな症状を引き起こしてしまいます。

アレルギー科

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、花粉など体にとっては異物である抗原(アレルゲン)を鼻の粘膜から吸入することによって体の中に抗体ができ、何度か抗原を吸入しているうちに抗体が増え、やがてアレルギー症状が起こってくる病気です。喘息との関連もあります。

アレルギー性鼻炎には、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎とがあります。通年性アレルギー性鼻炎のアレルゲンは、ハウスダストやダニ、ペットの毛、カビ、などで、一年中症状があります。もう1つの季節性アレルギー性のアレルゲンは、スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉で、花粉症とも呼ばれます。花粉症の場合、目のかゆみ、涙目など目の症状を伴う場合が少なくありません。

じんましん(蕁麻疹)

じんましんは皮膚の肥満細胞から遊離した物質によって全身もしくは一部の皮膚に、大小さまざまな発疹が現れ、強いかゆみを伴う症状です。発疹は数分から数時間で消えてなくなります。
アレルギー体質の人に多く見られるとも言われますが、外部刺激やストレス、食品(サバ、エビ、卵など)などでも起きます。